ちいたは幼稚園に入園した年少の時から、年中が終わろうとしている今も毎日行きしぶりがあります。
泣かずに一人で行けたのは年少の10月~3月まで。
行き渋りに悩んで、心理学やさまざまな本を読んで学んだことを紹介していきます!
ただし、子供の性格によって変わるため「これで解決できる!」という対策ではありません。
わたし自身さまざまな対策に目を通し、実践してみたものの、なかなか解決に至らなくて落ち込むこと数知れず・・・
こんな対策もあるんだな、自分の子供に合う方法はあるかな?という感覚で見てもらえるといいかと思います。
年中(4歳・5歳)の子供が幼稚園に行きたがらない心理的な3つの要因
年中になっても幼稚園に行きたがらず、毎朝行き渋りをしてしまうとママも疲れてしまいますよね。
ここでは子供たちが行き渋りをする一般的な3つの心理的な要因をご紹介します。
要因①環境の変化で不安を感じている
ひとつ目の要因として、環境の変化によって寂しさや不安を感じていることがあげられます。
環境の変化とはたとえば以下のような変化ですね。
・新入園や新しいクラスになった
・GWや夏休みなどのお休みが明ける
・弟や妹など下の子が生まれる
幼稚園という家庭以外での大きな集団の中での生活は、慣れないことも多く緊張や戸惑いを感じます。
新しいクラスでは先生やお友達も変わったり、それまで慣れていた環境から大きく変化しますよね。
また、長期休みではそれまでずっと一緒だったママと離れることになり「行きたくない!」「ママといたい」となるケースもあるでしょう。
ママとの時間がもっと欲しい、ママとたくさん過ごして安心したい、という気持ちから幼稚園に行きたがらなくなっている場合もありますよ。
ちいたはもともと新しい環境に慣れるのが苦手で時間がかかるタイプなので、年中でクラスが変わったことで登園渋りが加速してしまいました。
要因②園生活で苦手なことや活動がある
園で苦手なことや苦手な活動がある場合にも、行き渋りが起こります。
・苦手ななわとびの活動がある
・自由時間にお友達と遊べない
・他の子は上手くできているのに自分はう上手くできない
など、園生活の中で何か気になることや苦手なことがあって、行くのを嫌がってしまうのですね。
園生活ではみんなで一緒に取り組む活動や自分の不得意なことをやらなければならない時が多々あります。
その中で上手くできずに挫折したり、悲しい思いをしたことで「苦手なことをする幼稚園」に行きたくないとなってしまうのです。
ちいたの場合も、運動があまり得意ではないため、鉄棒やなわとびが上手くできず、園の活動で鉄棒やなわとびがある時はいつも以上に「行きたくない!」と言うことが多かったです。
要因③お友達と上手く関わることができない
年中になってくるとお友達と一緒に集団で遊ぶことも増えてきます。
その中で上手くお友達と関われずに、自分の意志と反して一人で過ごすことが多くなったり、お友達のトラブルによって行き渋ることもあります。
・お友達の輪に入っていけない
・自分のペースで物事を進められない
・自分の気持ちを上手く周りへ伝えられない
など、ストレスを感じてしまい、幼稚園に行くことを嫌がってしまうケースもありますね。
幼稚園に行きたくないときの対処法
子供が幼稚園に行きたくない、と言った時にどのように対応したらいいのか迷いますよね。
クセになるから頑張って行かせた方がいいのか、子供の気持ちを尊重して休ませた方がいいのか本当に頭を悩ませる部分だと思います。
わたしも本当に悩みました。ここでは、登園しぶりの対処法についてご紹介していきます。
対処法①子供の気持ちに寄り添って共感する
まずは子供が幼稚園に行きたくないと言ったら、「どうして幼稚園に行きたくないの?」と聞いてみましょう。
「ママがいい!」「幼稚園楽しくない」など、幼稚園に行きたがらない理由を具体的に教えてくれた場合には、否定せずに共感します。
「そっか~幼稚園楽しくないのか~」「ママと一緒がいいんだね」と共感することで、子供は気持ちを分かってもらえた、と安心感を抱くからです。
具体的に行きたくない理由を話せなくても「幼稚園行きたくないんだね」と共感するだけでも子供たちは気持ちが落ち着きます。
あくまでも落ち着いて穏やかな心で聞くことが大切です!
気持ちに共感してもらえたことで、切り替えができ、「幼稚園に行く!」zとなるケースもあるでしょう。
わたしは毎朝続く行き渋りにイライラしてしまい、余裕がなくなってしまったときに
「昨日お約束したでしょ!」「なんで行きたくないの!」とちいたに強い口調で詰めてしまったことがあります。
強い口調で詰めても余計に行きたくない気持ちが強まり、改善にはつながりません。
本当に毎日のことで「もーいい加減にして!!」と思いますが、まだ生まれて5年。
小さいながらに一生懸命頑張っているんだな、という気持ちで寄り添えるよう心がけています。
対処法②選択肢をあげて子供に決めてもらう
自分の気持ちが行きたくないのに、周りがいくら言ってもなかなか心は動きません。
なので、子供の気持ちを尊重して自分で決めてもらうのもひとつの方法です。
・幼稚園を休む
・気持ちが落ち着くまで待って、遅刻して行く
・苦手なことやイヤなことを先生に伝える
・どうしたら解決するかを一緒に考える
登園しぶりの理由に合わせて、いくつかの解決方法を伝え、そこから子供自身に選んでもらいましょう。
大切なのは子供が「どうしたい」のか、子供の気持ち・意見を尊重することです。
ただ単に「●●はどうしたい?」だけでは休む・休まないの2択になってしまう可能性があるので
具体的な解決策を提案してあげると分かりやすいですよ。
対処法③思い切って休ませる
対処法②でも休む選択肢を入れていましたが、思い切って休ませることも考えてみましょう。
1日ゆっくりと休んでリフレッシュすることで、気持ちが落ち着く場合もあります。
親の気持ちとしては休まずに行ってほしい、と思ってしまいますが
スキンシップやコミュニケーションをしっかりと取ることで子供の不安解消につなげましょう。
もちろん仕事をしていて簡単に休ませられないこともありますよね。
そんな時は幼稚園から帰ってきた後や、お休みの日にしっかりと時間を作っていくといいでしょう。
ちいたの場合には分離不安の傾向が強いため、無理に行かせたり、頑張って行かせようとすると余計に行き渋りが激しくなりました。
休ませると休み癖がつくのでは?ととても心配でしたが、休ませることで気持ちは安定し、頑張って幼稚園に行こうという気持ちが少し増えたように感じます(本当に本当に少しですが・・・笑)
対処法④園の先生に相談する
自分ひとりで抱えていてもなかなか解決の兆しが見えないこともあります。
そんなときは幼稚園の先生に相談してみましょう。
特に、幼稚園への行き渋りが園生活でのストレスや悩みに起因しているならば、園と連携することも重要です。
園での様子を聞いたり、子供の特性について伝えたり、どんな対応がいいのかを一緒に考えることもできますね。
園での困りごとを先生に相談することで、子供にとって先生も味方なんだよと上手く伝えられると、安心感にもつながりますよ。
まずは子供の不安を解消することが大切
分離不安のちいたの行き渋りを早めに対処できなかったこともあり、ひどい癇癪や暴言、ときには暴力などで悩まされ、「一体どうしたらいいの?」「育てていく自信がない」とちいたと一緒に泣いたこともありました。
今もまだまだ課題は山積みですが、ちいたとの関わりの中で感じたことは
まずは不安を解消してあげることが大切だということです。
ちいたにとって幼稚園での生活は緊張と不安だらけで、行くだけでも一苦労だったのに
家でもわたしが怒ってばかりで、本当に心が休まるところがなかったんだろうな、と感じました。
それがひどい行き渋りや癇癪・暴言といった行動に表れ、SOSを出していたのだな、と今では思います。
まずは不安を解消し、安心できる場所、そのままの自分を肯定してもらえる場所をしっかりと作っていくことで、癇癪や暴言は減っていきました。
行き渋りはまだ続いていますが、少しでも不安感を取り除けるよう日々奮闘中です。
コメント